ブロードバンドインターネット接続(Broadband Internet access; BIA)
1990年代以前に一般的であった低容量なダイヤルアップ接続や一部のPHSなどの「ナローバンド」と比較して、大容量通信ができるインターネット接続サービスをブロードバンドインターネット接続と言い、光接続、無線接続、ケーブルテレビ接続、ADSL接続などの種類があります。
1990年代以降、DOCSISや、光ファイバーを直接・間接にユーザ個宅まで引き込むFTTH・FTTxなどが開発されたことで、これら手頃な価格の大容量インターネット接続サービスが一般消費者に普及する過程でブロードバンドという用語が広まったようです。
2015年1月から、米国連邦通信委員会(FCC)が、下り25Mbps/上り3Mbpsをブロードバンドと定義しています。
ブロードバンド回線の普及によって、常時接続や通信サービスの多重化が可能になったため、IP電話や、放送信号の伝送による多チャンネルテレビ視聴などのサービスが可能になっています。
接続 | 情報伝送データレート |
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DS-1(Tier 1) | 1.544 Mbit/s |
E-1 | 2.048 Mbit/s |
DS-3(Tier 3) | 44.736 Mbit/s |
OC-3 | 155.52 Mbit/s |
OC-12 | 622.08 Mbit/s |
OC-48 | 2.488 Gbit/s |
OC-192 | 9.953 Gbit/s |
OC-768 | 39.813 Gbit/s |
OC-1536 | 79.6 Gbit/s |
OC-3072 | 159.2 Gbit/s |
なお、2010年代になると一般的にブロードバンドインターネット接続が普及し、ダイヤルアップ接続などの従来方式がほぼ使われなくなったため、ブロードバンドという用語は使われなくなってきています。