P2P (Peer to Peer/ピアツーピア)

P2P( Peer to Peer /ピアツーピア)

P2Pは、通信ネットワーク上で対等な関係にあるデバイスを直接接続してデータを送受信する通信方式や、この方式を用いて通信するソフトウェアやシステムの総称をさす通信用語です。

P2Pネットワーク内のPCは、他のPCのデータを利用するクライアントであると同時に、他のPCからの要求に応じてデータを提供するサーバーの役割も果たします。

対等の役割を持ったPC同士を数多く集めて相互に接続することでインターネット上にネットワークを形成しています。

 

元々「P2P」という用語は、データ送信者と受信者が明確に分かれているクライアント・サーバー形式との対比として生まれたもので、利用者のデバイス間で直接音声やファイルを交換するシステムなどが実用化されてきました。

 

メリット

P2Pのメリットは、サーバーを必要としないため柔軟なネットワーク構築が可能であることです。

つまり、ADSLなどのブロードバンド回線とパソコンを用意すればネットワークが構成でき、データもクライアント同士で送受信されるので、サーバー障害などの影響を受けにくいのです。

 

加えて、拡張性の高いネットワークを構築できることもメリットの一つです。

たとえば、ユーザー数が数千万人以上で同時接続100万ユーザーなど、多数のユーザーを抱えるシステムをクライアント・サーバー型のネットワークで構築すると、非常に処理能力の高いサーバーと広い帯域を持った回線がなければあっという間にサーバーや回線がダウンしてしまいます。

P2Pの場合、接続されているユーザー間でデータを送信し、ユーザーごとに経路を分けるため、多くのユーザーが利用してもアクセス集中を防げます。

つまり、データの通信経路を分散させているので、拡張性の高いネットワークが構築可能となっています。

また、ネットワーク障害への耐性が高いというメリットもあります。

クライアント・サーバー型のシステムでは、サーバーがダウンするとサービス全体が停止してしまう一方、P2Pではネットワーク上のどれか1台のPCに障害が発生しても、別経路で通信が可能なのでネットワーク全体への影響はありません。

 

デメリット

P2PのネットワークではデータがあらゆるPCに分散しているため、ネットワーク内のデータの著作権を保護したり課金システムを構築することが難しいというデメリットがあります。

ユーザー情報がいったんネットワーク上に流出してしまうと、データを回収したり削除することも難しくなってしまいます。

このため、Winny事件などで騒がれたように、ファイル交換ソフトのような不正利用が頻繁に発生し、ウィルスなどの流行に歯止めをかけることが難しくなっています。

 

 

P2Pシステムの例

データの種類やユーザーの参加方法により様々なP2Pシステムが作られています。

・特定の利用者をつないで1対1で音声通話やメッセージの送受信を行うインスタントメッセンジャーやインターネット電話

例);Bleep, IP Messenger, Viber, Skype

 

・利用者がバケツリレー式に別の利用者にデータのコピーを送信するインターネット放送システム、不特定多数の利用者による匿名ネットワークを作成しファイルを交換し合うファイル共有ソフトなど

例);WinnySharePerfect DarkAzureusShareazaBitCometµTorrentCabosWinMXUPnPCJ

 

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